冬の飲ませ釣り 先週 最終戦のつもりだったが
訳あって 延長戦。
昨日は上り潮が速く流れ お魚のやる気MAX
レベル5 全船入れ食いブリ祭りだったそうな。
ん?確か一週間前も同じようなことを言っていたような…
本日は乗り合い船 飛び込み予約。
夜明けとともに釣り開始。
今日も冬型の気圧配置で 家を出るときには
15m/sを超えるような北西の爆風が吹いていたので
瀬戸内エリアでは釣りにならない状態であるが
ここはいつものように真冬のパラダイス。
海水温も今週の初めに下り潮が流れ 18℃台から13℃台に下がっていたのに
週半ばから温かい上り潮が流れ また一気に5℃以上上昇。
ジェットコースターのように上下する海水温。
今日も高水温をキープしているようだが…
最初の流しを終えて
いやな予感。
私 「潮流れてますか?」
船頭さん「流れとらんな。」
私 「………。」
ん?確か一週間前も同じようなことばを聞いたような…
この時点で 今日の釣りは終わっていたのかも。
この感じでは おそらく沖のブリ祭り会場も 推して知るべし。
地味に飲ませ釣りで獲物を拾っていければいいのだが。
今日は途中からサビキもする予定なのでアジは1人20匹。
アオリをねらう方は誰もいないようなので 最初はアオリ仕掛けから。
水深が90mを超えていたので ちょっと深すぎ? 反応なし。
飲ませ仕掛けにチェンジ。
ハリスは8号 10号 12号と用意していたが
12号だと根掛かり高切れしたらいやだなと思って10号からスタート。
どこへ行っても 潮が動いていないようで
仕掛けを下ろしたらそのまま。
飲ませ釣りとはいえ 潮が動いていないと食いは悪い。
いい凪で 釣り日和なんだけど…
アタリもなくボーっと竿を持っていると
突然 目が覚めるようなアタリが。
一瞬 間をおいて 一気に竿先が海中に引き込まれた。
根に潜られないように ちょっと強引に引っ張り合いしたが
竿が起こせないまま …
ブチッ!!
ハリス12号でやるべきだったか
根に潜られるの覚悟でドラグを緩めておけばよかったか
ちょっと後悔。
一日に1回あるかないかの大物のチャンスを逃してしまった。
50や60cmの魚なら 10号をぶち切っていくことはないんだけど
ハタ系の大型魚?だったということにしておこう。
気を取り直して
ん? 何かヒット!
すいすい上がってくるわりに 水面でもまだ暴れている。
でかい口。
全身凶器の赤い魚。
一般的にはオニカサゴと呼ばれているが それは通称。
標準和名はイズカサゴ。
標準和名でオニカサゴという魚は存在するが 全くの別種で
水深30m前後に生息し、大きくなっても30cm程度まで。
午前中 船中でもハタやヒラメがポツポツ揚がっているが
アタリは乏しい。
ブリ祭り会場に行っていた船が 昼前に帰ってきている。
いやな予感。
とりあえず 行ってみたものの
船は1杯もいなくなっていた。
午前中の捜索活動でナブラが見つからなかったようだ。
おまけに 午後からものすごい爆風。
白波ボコボコ ドンブラコ〜
サビキ仕掛けをセットしたままベイトを求め1時間あまり彷徨ったが
掛かりそうなベイトナブラは見つからず
仕掛けを入れることなく ブリ狙い終了。
飲ませサビキ釣りのスタートラインに立つこともできなかった。
いやな予感 的中。
潮が動いていないようでは お手上げ状態なのである。
こうなったら 飲ませ釣りに集中。
ヒラメでもハタでもいいんだけど
船頭さんによれば 海水温が上がったらヒラメは釣れなくなるってこと。
たまに当たってくるのは
めでたい紅白模様のタマガシラ
メタリックな光沢 シロサバフグ
そして 再び凪に
通称レンコダイ
標準和名キダイ
本命のアタリは最初の大バラしのみ。
根魚釣りなのに 一日やって一度も根掛かりすることがなかった。
いかに潮が動いてなかったかということ。
潮の動かない日は アオリやっても根魚やってもブリやっても
何をやっても期待は薄いということ。
船中6人で ハタ4匹 ヒラメ1匹 イズカサゴ3匹 その他 少々。
カモメに見送られて 帰港。
前日は爆釣だったのに…と先週と全く同じ展開に。
魔の土曜日伝説は 今週も。
毎度のことではあるが、1日違いで大違い。
どうやら爆釣の翌日は レベル1の撃沈と決まっているようだ。
アオリやブリは いなくなったのではない。
そこにいるけど 潮が悪いと口を使わないだけである。
まだまだ大物と巡り会えるチャンスはあるはず。
本日の釣果 イズカサゴ 45cm タマガシラ キダイ